2019-08-22

お金は何かと考えた〜腐る経済を読んで

いやあ、作り手の思いが伝わってくるような美味しそうなパンたち。

載っていたのは、今日届いた鳥取県智頭町の人気パン屋さん、タルマーリーの本です。

まだ最後まで読み終わってないけど、とっても共感します。何か母胎内にいるような、大きな安心に包まれている気がしてきて、本当に心地が良い。

著者自らが『菌』という自然界のいとなみから少しずつ学び、夫婦で話し合い、試行錯誤を重ねた結果、お店やスタッフ、商品すべてがある意味大きな『パン』となった印象です。

選んだのが「パン」であるというのもとても面白かった。

 

腐らない経済

資本主義は、もちろん人間が作ったものです。

基本ヒトを「労働力」として購入するという仕組みを作り、資本家が財を増やすようにできています。原材料を何万年もかけて作り上げた地球には対価を払うことなく、早く目をつけたモノの独占市場です。

しかも、本来ブツブツ交換のためのお金が、「利息をつけてお金そのものを貸す」という商品になってから、持てる者はさらに持てる者となっていった。

貸すことで、貸す側の資本はさらに増え、借りた方は立派な顧客のはずなのに、なんだか頭があがらない。要するに、お金が「腐らない」「利息がつく」ことで、所有の肥大化が図れるという仕組みですね。

でも、人間の心理は失うことを怖れます。どこまで行っても倍々レースになり、果ては自分で使い切れなくても「もっともっと」になるわけです。お金に支配される、という構造ですね。

それが腐らない経済、資本主義です。このシステムを作り上げたヒトは本当に頭良いなあと思うけど、わたしにはどうにも違和感が残ります。

 

では、腐るお金があったらどうだろう

やっぱり自然界に倣って、お金も一定期間おいたら腐れば良いと考えました。

ファンタジーになりますが、たとえば、コインは半年するとどんぐりに戻ってしまいます。お札は、半年で木の葉に。そしたらみんな貯めないでどんどん回すでしょう。

ま、使わなくてもどんぐりとして埋めれば、木が生えて来るからそれも良いけど。笑

腐るお金のすごいところは、木になって実がなれば、それは資本主義の仕組みなんかよりはるかに豊かな実りを還元してくれることです。ただ、ちょっと時間がかかるのが難点ですが。

葉っぱも土に還るので、そのあとに作物を育ててくれます。

でも、それならわざわざお金にしなくても、ドングリやハッパのままでも良いか。腐る「お金」はいらない、ということでした。

分け合えば足りる

わたしは一日4時間、週3日くらいを外貨を稼ぐ時間にあて、あとは創造的なことをして暮らしたい。

でも、どれも単独で存在するのではなく、それぞれがつながり合いお互いを高め合う時間となります。たとえば、今は中断していますが、織物や糸紡ぎ、家畜の世話、植物や作物を育てること。

つくることが好きなので、何をしていてもワクワクします。ブログを書くことも同じ。創造し表現することはわたしの生きる糧です。

そして仕事も食べものも、所有ではなく共有、haveからshareを基本とします。一粒の種から、何万ものお米ができるのです。自然界を注意深く観察すると見えてきます。

そう、モノというのは、誰かが貯めると足りなくなるけど、

「分け合えば足りる。」

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「腐る経済」を読んで、自分の生き方を再確認したように思います。社会が少し生きづらいな、と思っている方など、おススメです。資本主義のことをなどもう一度考え直すきっかけにもなりました。

読んでみたい方はぜひお声がけ下さいね。いつでもお貸しします。

最後に、今朝パッと開いて気になったところを引用させていただきます。

ただし、利潤を追求しないと言っても、赤字を垂れ流すようでは、もちろん店が成り立たない。収支をトントンにして、損益分岐点クリアを目指すのが重要だ。「利潤」ゼロ、損益分岐点に着地させれば、投資した分は必ず戻ってくる(給料だって投資のひとつだ)。それでも店は続いていく。利潤で膨れあがることもなく、損失で萎んでいくこともなく、明日も変わらずパンを作って届けることができるのだ。

 
 

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