病院に行けなかったらどうしよう?という不安に取りつかれる前に

いつも行く美容院は完全予約制なので、スタイリストとは2時間近くマンツーとなり、よく話しをする。最近はもちろんコロナの話題も多い。
先日はこんな話しになった。このところの感染者数拡大もあり、彼が言ったのが「コロナになって病院に行けなかったらどうしましょう」。まだ小学生の子どもが二人いるので、心配するのはもちろんだ。
だけど、ちょっと待った。
今まで、病院にお世話になったことある?
私が聞くと一瞬の間のあと、
「いや、ないです、、」
必要以上に恐れることはない
本人や近い人に持病があったり高齢者と同居してたりしたら、当然予防は考えていると思う。対して、これまで風邪やケガなどで病院にお世話になった程度であれば、普通は大丈夫な確率の方が高い。
しかもすでにこれでもか、というほどの感染対策はほとんどの人がしている。なのでむやみに恐れることはないのでは?
あまりにも報道が声高に叫ぶ場合は、テレビに向かって言ってやろう。
うるさいっっ!!
そして落ち着いたら、我に返って考えてみる。病院に行けるか、の不安の前にエネルギーを注ぐべきは、なんだ?
それは、いざとなった時にどのように対応できるか、の力を磨いておくことだ。そして、こればっかりは普段からの小さな積み重ね、問題解決と危機管理能力がものをいう。
日々の決断の精度を上げる
人は常に決断の繰り返しをしている。最近は温暖化の影響か、大きな災害も頻発しているから、いつ何が起きてもおかしくない。
だからこそ、日頃から少し未知のことに触れたり挑戦したりして、世界を広げるクセをつけたい。
それは、とても怖くて勇気の要ることだけど、本当の判断力というのはそこからしか得られない。
絵を描くとは、決断と後悔の繰り返し
自分のことで言えば、最近は油絵を描くときにとても怖れを感じる。ここにこの色を置いたら、線を描いたら台無しになるのではないか、とか。
実際、台無しになることがほとんどだ。
あ〜あ。。。って感じ。
イタズラガキのように自由な気持ちでできれば良いのだけど、凝り固まった脳みそでは、なかなかそうはいかない。
まあ、やってみた結果こうなった、という一つの事例ができたことでもあるので、やらないよりは良かったと自分を納得させる。経験として収納しないと意味ないけど。
そして、そこからどうにか完成させるのも実力だ。
さらに経験値が上がれば、新たな挑戦に進める。これはつまり、危機回避能力が高まる、とも言いかえられる。
100になっても挑戦し続ける
結局、それが自分の問題解決および危機管理能力を高める方法だ、というのは近頃つくづく感じる。歳を重ねるほど、あえて知覚を広げてみる。
そのためだけではないけど、絵を描くのは、本当にスゴイ。対象をよく見つめる、だけでも限りない発見がある。
コロナのおかげで、そんなことをよく考えるようになった。
ついでに言うと、美容師さんは最後に「コロナになったらとりあえず店で隔離生活をすることに決めました。おかげで安心しましたよ。」と言っていた。なんだ、病院に行けるかどうかでなく、家で療養する場合のことを心配していたのね。(奥さんちょと厳しいらしいし、、)